第十五射 弓矢に関するエトセトラ#6

◯鯉のぼり

 鯉のぼりの由来は中国の「黄河上流に竜門という激流が連なる滝があり、そこを登り切った鯉に霊力が宿り竜になった」という「登竜門」の故事からきています。

 そういう訳で鯉は立身出世の象徴とされていた事や、竜は皇帝の象徴でもあり縁起の良い物の一つとしてされていたので、立身出世のシンボルである鯉を幟にして飾るようになったのが鯉のぼりの由来と言われています。

 また、鯉は清流だけでなく、池や沼などでも生きることのできる生命力の強い魚とされています。
鯉のぼりはそんなことから「子供が環境の良し悪しにかかわらず、立派に成長し、いずれきちんと出世する」ことを願い、江戸時代頃から飾られるようになったとも言われています。

 現在では、地域の象徴として、鯨のぼり(宮崎県佐土原町。幼くして藩主になった息災と藩の安泰を成し遂げた松寿院の故事に倣って)や鰹のぼり(静岡県御前崎市、高知県幡多郡黒潮町、鹿児島県枕崎市、沖縄県本部町、宮崎県日南市等カツオの水揚げが盛んな地域)、他にもマグロ、ムツゴロウ、ジンベイザメ、鮎、うなぎ等々いろんな魚が5月(だけじゃないけど)の空を泳いでいます。

 さて、それはそれとして弓矢との関わりですが、鯉のぼりそのものではなく、それを掲揚する竿のてっぺんにあります。

 地域によっては若干の違いがありますが、現在多くのところでは「矢車」が付いています。

「矢車」は、回転球の部分と矢車の部分からできています。

 回転球は”天球(てんきゅう)”といって神様が降りてくる目印のような意味を込めてつけられています。

 矢車は、破魔矢と同じように魔除けとして考えられています。

 カラカラと音をだすのが、神様の降りてくる目印になったともいわれているそうです。昨今では近隣に配慮して静音タイプもあるそうです。(それじゃ意味ないじゃん。)

 え〜っと、そういう訳で、つまりは神様にアピールするための媒体で、「わたし(ぼく)は、ここにいますよ〜!。こちらにおいでくださ〜い!」と言っている訳です。

考え方としては今も昔も変わりなく、今でも一部で昔ながらに「杉の小枝」(杉は神様の依り代となる樹木)や「籠玉」(神様がおりてくる目印)が飾られていたり、竹竿の上の方の枝葉が残されていたり(竹も神様の依り代と言われています)するのも残っていますが、いずれも「神様、来てください。」と言う意味ですね。

(図は家紋の「七つ矢車」です。)

おまけ

 宮崎県佐土原町の「鯨のぼり」です。

 これはこれで「あり」だと思えるほどかっこいいデザインです。

 

 元は、ザトウクジラかな?

 

 

 

 

 

 

 

 写真は、鯨のぼりのピノキオエンタープライズさんからお借りしました。

 タイトルが「鯉のぼり」なのに「鯨のぼり」で締めてしまいました。

 ご勘弁を。

 

2014/04/23

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